「コレクション展 みずのきの演習」対談を公開

菊地敦己×奥山理子「みずのきの演習から考えること」

菊地敦己×奥山理子「みずのきの演習から考えること」 画像

「コレクション展 みずのきの演習」対談を公開

菊地敦己×奥山理子「みずのきの演習から考えること」

関連企画1 対談 
「みずのきの演習から考えること」
ゲスト:菊地 敦己(アートディレクター/グラフィックデザイナー)
収録日:2020年10月5日(月)

 現在開催中の「コレクション展 みずのきの演習」に合わせ、対談企画を行いました。
第一回目のゲストには、本展のきっかけとなった所蔵作品集のブックデザインを手がけた菊地敦己さんをお迎えし、
「 みずのきの演習から考えること」と題して、本展展示作品の特徴や障害のある人の作品の見方などについて語りました。
菊地敦己(きくちあつき)
1974年東京生まれ。武蔵野美術大学彫刻学科中退。2000ブルーマーク設立、2011年より個人事務所。主な仕事に、青森県立美術館のVI計画、ミナ ペルホネンやサリー・スコットのブランド計画、『旬がまるごと』、『装苑』、『日経回廊』などのエディトリアルデザイン、亀の子スポンジのパッケージデザインなど、とくに美術、ファッション、建築に関わる仕事が多い。また、オルタナティブ・ブックレーベル「BOOK PEAK」を主宰し、アートブックの制作を行う。作品集に『PLAY』(誠文堂新光社)がある。みずのき美術館のVIを手がける
対談に出てくる人物や用語の注釈:
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西垣籌一(にしがきちゅういち)
19122000年。日本画家/美術教師。
1964年、障害者支援施設みずのきに講師として招かれ、以降亡くなる直前まで絵画指導にあたり、余暇活動として始まった活動を一般の公募展に入選するまでに高めた。1994年、教室の作品の一部がアール・ブリュット・コレクションに収蔵された。
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Art Brut(アール・ブリュット)
フランスの芸術家ジャン・デュビュッフェによって提唱された。伝統的な美術教育を受けていない作り手によるとされるそれらの作品は、美術史的な枠組みで解釈し尽くすことができない。「アウトサイダー・アート(outsider art)」とは、イギリスの美術史家ロジャー・カーディナルによって英訳された言葉。
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