練り物行列 演目紹介

         
先導 【大津絵 練り物】 大津絵とは、東海道の旅の土産物・護符として大津宿で売られていた風刺的な世俗画。 寛政3年(1791)の「矢田祭礼行列帳」に、柳町の町民がおこなったとあります。 鬼の念仏や藤の花のおやまなどが先頭を歩き、お札を配ります。 当たりがついていると、京町天満宮でコーヒーのプレゼント!
A 【酒呑童子】 大江山の酒呑童子を源頼光や坂田金時(金太郎さん)らが退治します。 酒呑童子の首から煙が出たり、眼が光ったりの仕掛けに注目。 寛政11年(1799)の「矢田の祠記別録坤」に本町の町民がおこなったとあります。
B 【見参!光秀と玉姫】 子ども達による、亀岡の歴史にちなんだ出し物。明智光秀や娘の玉(細川ガラシャ)が登場。 お堀に落ちておぼれかけた玉を助けた〝かめまる〟や、家臣の甲冑隊をつれて亀岡祭の山鉾見物。 祝砲をあげる鉄砲隊が見もの。
C 【亀岡百鬼夜行】 亀岡ゆかりの妖怪たちが登場。 水木しげるの漫画にも登場する「そろばん小僧」は西別院町に伝わる妖怪で、昔、計算を間違えた小坊主の霊だとか。
D 【漢字を伝えた王仁博士】 難波山のご神体として祀られる王仁博士は、百済から日本に渡来し、漢字と儒教を伝えたとされる人物。そこにちなんで漢字を書くパフォーマンスを披露。どんな字が書かれるか当日のお楽しみ!
E 【浦島太郎と仲間たち】 浦島山のご神体は、おなじみ浦島太郎。 子ども達にいじめられていた亀を助けた浦島太郎が竜宮城に案内されるというおなじみの物語を、イジメ撲滅のメッセージを込めて演じます。
F 【花遊里】 江戸時代の練り物行列には「桜の出し」(北町)や、「出し桜花」(本町)がありました。 働き者であたたかい亀岡の女性の姿で、花車に季節の生花を飾り練り歩きます。 見物の皆様には花苗のプレゼントも。 お楽しみに!!
G 【俵藤太の大ムカデ退治!】 天明7年(1787)の「矢田祭礼行列帳」に「西町練りもの 俵藤太」と記されています。 俵藤太が大ムカデを退治するという伝説。 大ムカデの作り物のダイナミックな動きに注目。
H 【大田垣蓮月と西郷隆盛】 幕末の女流歌人で、幼い頃、10年ほど亀山城主に奉公した蓮月。 西郷が幕府討伐に江戸へ向かうところに 「あだ味方 勝つも負くるも 哀れなり 同じ御国の人と思へば」と、歌を贈ったといいます。 江戸城無血開城の立役者でもあります。

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