同時開催:山本一男 追悼展
みずのき美術館コレクション展2025 「Flowers」
2025年5月23日(金)〜9月28日(日)
会場:みずのき美術館
みずのき美術館では、20,000点を越える絵画作品を所蔵しています。作品はいずれも、美術館の名前の由来にもなった障害者支援施設みずのきの絵画教室で制作されたもので、作り手はみずのきで暮らしてきた人たちです。当館では2012年の開館以降、この膨大な作品群のアーカイブを行い、コレクション展等を通じてご紹介しています。
2025年のテーマはFlowers(花)。
生活の中で愛(め)で、贈り贈られ、育てるなどする身近な存在であり、また自然の美しさに象徴的な意味を見出し非日常性をも与える花。古来より多くの画家がその姿を捉えようと試み名作が誕生していますが、みずのきの作家たちは、果たしてどのように花を描いてきたのでしょうか。
気の向くままに色彩躍るドローイング、正確に捉えようとモチーフを向き合ったデッサン、秀逸な構図と集中力で結実した大作が咲き誇る、みずのき美術館の花畑へみなさまを誘います。
- 開館
- 金曜・土曜・日曜・祝日 10:00〜18:00
- 料金
- 一般400円/高大生200円/中学生以下無料
障害のある人及び介助者(1名)無料 - 展示作家
- 浅木久輝、岩本勇、小笹逸男、岸ノ上卓二、中原安見子、福村惣太夫、二井貞信、森川大輔、山崎孝、山本一男、山本悟、ほか
- 広報デザイン
- 小山真有
- インストール
- 森太三
- 主催
- みずのき美術館(社会福祉法人 松花苑)
今年69歳で旅立った、山本一男を偲び追悼展を同時開催いたします。
根気強く取り組まれた練習を経て、叙情豊かな作品を残した山本一男の作品世界に触れていただけると幸いです。
山本一男(やまもとかずお)プロフィール
1976 年から絵画教室に参加。もとは円を描くことが苦手だったことから始まった、皿やコップの裏、あるいは自分の手を象った型紙を用いて図を描き、アクリル絵の具とスプレーで仕上げていく手法を学んだことによって、透明感のある表現力豊かな作品を生み出した。一つの作品にゆっくりと時間をかけ、時折うたた寝も挟みながら、丹念に描き進めるのが特徴。
2025年1月逝去、享年69歳。