展覧会情報

HOZUBAGと巡り堂による展覧会

作業する場がある

2024年11月8日(金)〜12月22日(日)

会場:みずのき美術館

作業する場がある 画像
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HOZUBAGと巡り堂による展覧会

作業する場がある

2024年11月8日(金)〜12月22日(日)

会場:みずのき美術館

飛ぶ役目を終えたパラグライダーから新しいプロダクトを生み出す「HOZUBAG Mfg.」と、家庭で不要になった画材や文房具をリユースする画材循環プロジェクト「巡り堂」。京都府亀岡市で展開するこの2つのプロジェクトは、資源循環の好事例としてすでに関心が寄せられ始めていますが、プロジェクトのバックヤードといえる部分は、まだあまり知られていませんでした。
本展では、HOZUBAG Mfg.で働く人や巡り堂に集う人たちとともにある日常を、「作業」と「場」に意識を向けながらご紹介します。
また、私たちをエンパワメントする“つくる喜び”や“集う居心地”について辿っていくと、みずのき美術館の所蔵作品との関係も見えてきました。
生地、画材、写真、道具、そして絵画といった複数の要素でつくりあげる、展覧会としての作業場をぜひお楽しみください。

   

出展
HOZUBAG Mfg. 、画材循環プロジェクト「巡り堂」
開館
金・土・日・祝 10:00〜18:00
会場
みずのき美術館(京都府亀岡市北町18)
入場料
一般400円、高大生200円、中学生以下無料
障害のある方及びその付添人(原則1名)は無料
主催
みずのき美術館
共催
HOZUBAG Mfg.
協力
株式会社HOZUBAG、THEATRE PRODUCTS、一般社団法人ALL JAPAN TRADING、学びの森、親谷茂

企画チーム
企画 :奥山理子、武田幸子
共同企画 :藤井龍(SHOKKI)
写真と映像 :成田舞
宣伝美術、什器制作:西頭慶恭

※本事業は京都府「令和6年度文化力チャレンジ補助事業」の一環で実施します。

HOZUBAG Mfg.
(ホズバッグ マニファクチャリング)

亀岡市千歳町に工場を構えています。使われなくなったパラグライダーを回収し、全て手作業で一つ一つのパラグライダーを解体・裁断し、新たな商品に作り変えています。
HOZUBAGという名前は亀岡市の清流、保津川からつけられており、川のように流れ続け、水のような自然な循環を生み出したいとの思いを込めています。

https://www.hozubagmfg.com/

 

画材循環プロジェクト「巡り堂」
(がざいじゅんかんプロジェクト・めぐりどう)

家財回収事業を行う企業、社会福祉法人が運営する美術館、そしてアーティストが出会い、不要になった画材を次の使い手へ渡すアートプロジェクトとして、2022年に亀岡で始動。みずのき美術館を拠点に、受け取った画材の仕分けとクリーニングを行った後、イベントなどを通じて画材を必要とする人々へ提供しています。

http://www.mizunoki-museum.org/megurido_project/

1.企画チームによるギャラリートーク

日時:2024年11月9日(土)16:00〜17:30
料金:無料(入館料別途)
出演:「作業する場がある」展 企画チーム
武田幸子(HOZUBAG Mfg.工場長)
藤井龍(SHOKKI)
成田舞(写真家)
奥山理子(みずのき美術館キュレーター)

2. トークイベント「オルタナティブなつくること」

日時:2024.11.16(土)14:0015:30

出演:津口在五(鞆の津ミュージアムのキュレーター/生活支援員)
聞き手:武田幸子(HOZUBAG Mfg.工場長)
料金:一般 2000円  /  高大性 1000円  /  中学生以下無料
定員:20
※当日参加も可能ですが、ご予約いただいた方を優先させていただきます。

予約フォーム↓
https://forms.gle/RDuHn25UeYjqvk5EA

 

津口 在五(つぐち・あきご)
1976年広島県生まれ。鞆の津ミュージアムのキュレーター/生活支援員。
書店や放課後等デイサービス勤務を経て、2013年に館の運営母体である社会福祉法人 創樹会へ入職。
障害者支援施設で働いたのち、現在も創作支援活動に関わりながら展覧会づくりにあたる。
つくり手の生にねざした独学自己流の創作的表現に関心あり。
企画展として『原子の現場』『世界の集め方』『文体の練習』『かたどりの法則』
『ここの出来事』『私物の在処』『きょうの雑貨』『日曜の制作学』など。

3.トークイベント「はたらくよころびと可能性の再分配」

日時 :2024.11.24(日)14:0015:30

出演 :森下静香(Good Job!センター香芝センター長)
聞き手:武田幸子(HOZUBAG Mfg.工場長)
奥山理子(みずのき美術館キュレーター)
料金 :一般 2000円  /  高大性 1000円  /  中学生以下無料
定員 :20
※当日参加も可能ですが、ご予約いただいた方を優先させていただきます。

予約フォーム↓
https://forms.gle/nbeA2Uozg4WCoSy48
森下 静香(もりした・しずか)
Good Job!センター香芝センター長。たんぽぽの家にて、障害のある人の芸術文化活動の支援や調査研究、アーロプロジェクトの企画運営、医療や福祉などのケアの現場におけるアートの活動の調査を行う。2012年より、アート、デザイン、ビジネス、福祉の分野をこえて新しい仕事を提案するGood Job!プロジェクトに取り組む。Good Job!プロジェクトは、2016年度グッドデザイン賞にて、金賞受賞

4.トークイベント「ケアが潜在する」

日時:2024.12.7(土)16:0017:30
出演:白石正明(編集者)
聞き手:奥山理子(みずのき美術館キュレーター)
料金:一般 2000円  /  高大性 1000円  /  中学生以下無料
定員:20名 ※予約制

予約フォーム↓
https://forms.gle/C6gVMrGzfPtT87GT9

白石正明(しらいし・まさあき)

医学書院にて「シリーズ ケアをひらく」(毎日出版文化賞)を担当。同シリーズには川口有美子『逝かない身体』(大宅壮一ノンフィクション賞)、熊谷晋一郎『リハビリの夜』(新潮ドキュメント賞)、國分功一郎『中動態の世界』(小林秀雄賞)、東畑開人『居るのはつらいよ』(大佛次郎論壇賞)などがある。今年は柴崎友香『あらゆることは今起こる』、赤坂真理『安全に狂う方法』、村澤和多里・真保呂『異界の歩き方』、斎藤環『イルカと否定神学』を刊行。
今年3月に医学書院を退職したが、あまり生活は変わらない(涙)。

企画メンバー

武田幸子

京都府亀岡市生まれ。京都造形芸術大学(現 京都芸術大学)空間演出デザイン学科卒業。卒業後、出版社のデザイン部に所属。退社後、社会福祉法人松花苑 みずのき美術館に勤める。2019年から今年3月まで京都府亀岡市で行われている「かめおか霧の芸術祭」の拠点であるKIRI CAFEの運営を担当。また2020年よりHOZUBAGの工場を担当している。

 

藤井龍(SHOKKI)

美術作家としての活動をベースに、手びねりの陶芸や実の祖母の洋裁など、素人的な方法で制作するブランドを運営している。

 

成田舞

京都造形芸術大学(現 京都芸術大学)情報デザイン学科にて写真の撮影、現像、プリントなどを学び2010年に独立。
2009
littlemoreBCCKS写真集公募展にて大賞・審査員賞(川内倫子氏選)受賞、2011年に作品集「ヨウルのラップ」が出版される。関西を中心に個展やグループ展などを行う。
身体の内側に潜在している固有の記憶と、体の外側に表出している現象との関係性を写真や映像、テキストを媒体としてうつしとり、それぞれの体内に内包している個人的な物語を抽出するための試みを行なっています。
http://www.naritamai.info/

 

西頭慶恭

1994年 福岡生まれ
2016年 京都造形芸術大学(現 京都芸術大学) 卒業
京都を拠点に活動