スギサキハルナ×巡り堂
ただいまの場所
2025年6月28日(土)〜7月27日(日)
会場:みずのき美術館
このたびみずのき美術館では、スギサキハルナ「ただいまの場所」展を開催いたします。
スギサキの手によって再び輝きを放つ画材と、その作品世界を是非ご堪能ください。
*本展は無料でご覧頂けます。
*同時開催中のコレクション展は有料ですのでご注意ください。
《巡り堂》2025 ある街 Chapter YAGI / 撮影:平居紗季
2025年2月、スギサキハルナは画材循環プロジェクト「巡り堂」とコラボレーションして、南丹市八木町にある不思議な集落で滞在制作を行った。制作場所は古い蔵。そして制作には、近年スギサキが得意とした自然由来の素材でなく、各家庭で役目を終え不用品とされた画材が用いられた。完成した壁画で踊る精霊たちが、スギサキの再訪を待ちわびるように亀岡のみずのき美術館にも遊びにやってきたようだ。
奥山理子(みずのき美術館キュレーター)
- 会期
- 2025年6月28日(土)〜7月27日(日)
- 開館
- 金・土・日・祝 10:00〜18:00
- 料金
- 無料
*同時開催中のコレクション展は有料ですのでご注意ください。 - 主催
- みずのき美術館
- 協力
- 画材循環プロジェクト「巡り堂」、ある街 chapter YAGI
プロフィール
スギサキハルナ Haruna Sugisaki
美術家 1994年横浜生まれ大磯在住。2017年東京造形大学絵画科卒業。大学在学中、”天然顔料”という素材に魅了され独自の技法で顔料づくりと作品制作を行う。卒業後はフィールドを海や山に移し、人間の営みと自然の生命力の交わる接点に着目し絵画や陶芸、インスタレーションなど様々な表現方法で自然とのコンタクトを試みる。代表的な作品に、 訪れた地で採取した土や植物、 煤など自然由来の素材を滞在地域で収集、顔料化し市民や学生と共にその地のトーテムをつくる《土遊び》や、廃材を収集しその土地の道祖神を作る《精霊づくり》などがある。近年では日本だけではなくインドや中国、アフリカなどへ制作の場を広げ勢力的に表現活動を行なっている。