その場で読むから気軽に参加できる読書会

LIGHT BOOK CLUB vol.3 in 亀岡

2022年5月28日(土) ・5月29日(日) 14:00-16:00
会場:みずのき美術館

LIGHT BOOK CLUB vol.3 in 亀岡 画像

その場で読むから気軽に参加できる読書会

LIGHT BOOK CLUB vol.3 in 亀岡

2022年5月28日(土) ・5月29日(日) 14:00-16:00
会場:みずのき美術館

名古屋や岐阜の小さな書店やカフェで行われてきた読書会「LIGHT BOOK CLUB」を、みずのき美術館で開催いたします。

今回のテーマは『ケアを遊ぶ』

「LIGHT BOOK CLUB」の一番の特徴は、来てみるまでどんな本がセレクトされているかわからない、ということ。当日集まった皆さんと、同じ時間に同じ本(の一部)を読み、それについて話すというサイクルを複数回繰り返します。 「読んで/考えて/話す」ことを通して、新しい思考に出会ったり、自分の中で考え方が変化して行ったり。ひとりの読書では生まれ得ない、気付きや価値観を共創する場でなれば良いと思っています。 名前の通り、どなたでもLIGHTな気持ちでご参加ください。その先に一筋のLIGHTがあるかもしれません。

※選んだ本の一部を、十分な時間をかけて読んでいきます。読むスピードが遅くても大丈夫です。

※読んだ後の対話の時間、もしなにも話せなくても大丈夫です。他の方の意見を聞いて新しい見方を得たり、自分の考えが少しずつ変わっていくのを楽しんでください。

日時
5月28日(土) 14:00-16:00
5月29日(日) 14:00-16:00
会場
みずのき美術館
定員
7名
参加費
2000円+書籍代
( ※ドリンク・スイーツの代金を含みます。)
( ※書籍代は2000円前後でこちらでセレクトします。)
ご予約
申し込みフォームにてご予約ください。
注意事項
コロナウイルス感染拡大防止のため、検温、およびマスク着用をお願いしております。
お問い合わせ
jiyueiga@gmail.com

ご予約

下記フォームにてお申し込みください。 こちらからの返信をもって、ご予約完了とさせていただきます。

 

キャンセルされる場合は、開催日の2日前までにお願いいたします。
<キャンセル料>
・2日前まで:なし
・前日キャンセルの場合:1000円/人
・当日キャンセルの場合:2000円/人

テーマ:『ケアを遊ぶ』

LIGHT BOOK CLUB 主催者より:

「ケア」と聞いて、どのようなことを思い浮かべますか? 子どもに対するケア(育児)、高齢者に対するケア(介護)、障害者に対するケア(障害福祉)、病気に対するケア(医療)、災害やその被災者に対するケア(災害支援)…etc 上記のようなイメージをもつ人が多いのではないでしょうか(わたしを含めて)。

もちろんこれらのような特定の支援は、往々にして議論の出発点になると思います。 でも、人と関わり合いながら生きていく限り、「ケア」は、特定のだれかのものでなく、わたしたちみんなに開かれているものだと思うのです。

例えば、ケアを”協働” や”配慮”という言葉に置き換えてみると、前者からは「ケアする側/される側」 という上下関係を外し、双方向性をもったものとして感じられます。後者には、ブレイディみかこさんの “他者の靴を履く”という表現が重なります。他者を、必ずしも共鳴や共感ではなく、おそらくこう考えていると想像し理解しようとすること。ケアは想像力。

このように「ケア」を広く捉えていくと、介護や障害福祉も、災害や原発問題も、職場や恋人、家族との関係も地続きであることが分かってきます。それと同時に、わたしたちは意識的にも無意識的にも「当事者と非当事者」を分かつ世界に生きてきたことにも気が付く。

では、当事者と非当事者をつなぐものはなんだろう?そもそも、このような構造はどうして生じてしまうのか?そこに対して、わたしはなにができる?こう考えていくと、様々な問いが生まれてきます。

子どもと遊ぶのが得意な友人がいます。はじめは目線やちょっとした仕草でちょっかいを掛け合い、いつの間にか追いかけっこやかくれんぼが始まる。ごく自然体で、遊んであげているのではなく、一緒に楽しんでいるという印象を受けます。 そして、それは言葉を介さずにお互いが “居る” ということを肯定しているようにも見える。ただ “居る” だけで、わたしたちはなにかを交換し得る。個人的には、ここにも「ケア」のヒントがあるように思っています。

ここまで書いてきましたが、わたし自身このテーマに関してまだうまくまとめられません。ですが、本来まとまらない言葉を扱うことに価値があるはず。コロナ禍、ウクライナ侵攻をはじめとする大きな社会不安の波が押し寄せる中でも、生は続く。わたしたちは悩みながら笑い、泣きながら考え、どのように生きていくのか。本を通じて、対話を通じて、「ケア」と言う概念を通じて、一緒に考えてみませんか?